すき焼きとしゃぶしゃぶ、お肉の違いはなに?

お肉を美味しく食べる方法としては昔から馴染みがある「すき焼き」と「しゃぶしゃぶ」ですが、実はだいたい同じ部位のお肉が使われてるって知ってました?

すき焼きもしゃぶしゃぶも大概が薄く切られたお肉を鍋で加熱する調理法ですよね。

実際のところその違いは味付けと加熱時間です。

しかし、もちろん両者にはちょっとした違いもありますのでその比較をしていきたいと思います。


すき焼き肉としゃぶしゃぶ肉は専用のお肉じゃなきゃだめ?
スーパーなどで良く見かける「すき焼き用」と「しゃぶしゃぶ用」という表記。

使われている部位はそれぞれ肩ロースであったり、モモ肉であったりと差はありません。

大事な違いは「肉の厚さ」という点ですね。

すき焼きの場合は比較的煮込む時間が長めのため、少し厚めがいいとされています。

対してしゃぶしゃぶは出汁にさっとくぐらせて食べるため薄い方が適しているというのが一般的な認識ですね。

問題は生肉から調理するわけですから、殺菌効果のお話になってきます。

しゃぶしゃぶ用のお肉はより薄く切られていますから、すき焼き用に代用してもかまいません。

しかし、すき焼き用の少し厚めに切られたお肉をしゃぶしゃぶで使用するのには少し注意が必要です。

牛肉を使用しているとしても多少の傷みがある場合はやはり心配ですので、しゃぶしゃぶに関しては専用にカットされたものを使ったほうが安心といえますね。


調理方法によって適したお肉がある
すき焼きは鍋に入れてから少し時間を置くのが一般的な食べ方です。

このときに重要なのが鍋の中に溶け出す脂身の旨味。

霜降りが入っているようなサーロインやリブロースなどが実はすき焼きには最適なのですが、こちらはどれもお値段が…。

そうした時にはやはり肩ロースが大活躍します。

上質な脂身が溶け出し、モモ肉などを一緒に入れてもしっとりと仕上げてくれますので出汁の役割も果たしてくれます。

もちろんお肉自体も旨味がたっぷりですから美味しくいただけますね。

そういった観点ですとバラ肉を先に投入するのもひとつのテクニックです。

牛肉の中ではかなり安価、さらに脂身がたっぷりというバラ肉は旨味を引き出すのにもってこい。

こちらを最初に牛脂と共に焼き上げて鍋にそのエキスを染み出させるというのも、すき焼きを美味しく食べる工程として覚えておきたいところですね。

こうしたことから、お肉本来の旨味が詰まった赤身の多いモモ肉などはあとから入れるのが良いとされています。